🎲ボドゲ攻略ラボ

ボードゲームの収納・整理方法|増えた箱を取り出しやすくするコツ

増えて困りがちなボードゲームの収納・整理方法を、ボードゲームカフェ店長リクが解説。箱の重ね方と立て収納の違い、棚の活用、コンポーネントの小分け、スリーブの注意、湿気・日焼け対策まで実用的にまとめました。

本記事はプロモーションを含みます。

「気づいたら箱が積み上がって、遊びたいゲームがすぐ見つからない」。ボードゲームが好きになると、ほぼ全員がぶつかる悩みです。僕のカフェにも数百タイトルが並んでいますが、毎回お客さんから「家の収納どうしてますか」と聞かれます。

この記事では、ゲームが増えてから「どう片づけるか」に絞って、収納と整理の方法を具体的にお伝えします。新しい棚を買い足す前に、まず今ある箱の置き方を見直すだけでも、ぐっと取り出しやすくなりますよ。なお、収納の正解は遊び方や住環境で変わります。確認日は2026-06-22です。

ボードゲームの収納が難しいのはなぜ?

箱のサイズと重さがバラバラだからです。トランプサイズの小箱から、両手で抱える大箱まで規格が統一されていないため、本棚のように整然と並びにくいのが実情です。

さらに、ボードゲームの箱は中身が動くと型崩れしやすく、重ねすぎると下の箱がつぶれます。サイズ違いをただ積むのではなく、「同じくらいの大きさでまとめる」「重い箱を下にする」という前提を押さえると、その後の整理がうまく回り始めます。

増えてから困る人の多くは、買った順にどんどん積んでいるパターンです。一度全部出して、サイズと遊ぶ頻度で仕分けし直すところから始めましょう。

僕のカフェでも、開店当初は届いた箱を空いている棚にそのまま入れていました。すると「あのゲームどこだっけ」と探す時間が毎日積み重なり、結局スタッフ全員が場所を覚えられないという状態に。そこで一度全タイトルを並べ替えてみたところ、似たサイズでまとめるだけで見違えるほど探しやすくなりました。家庭の収納でも、最初の仕分けにかける30分が、その後の何時間分もの「探す時間」を減らしてくれます。

仕分けの軸はシンプルで構いません。「大箱・中箱・小箱」のサイズ区分と、「よく遊ぶ・たまに遊ぶ・ほぼ遊ばない」の頻度区分。この2軸でいったんグループ分けすれば、どこに何を置くかの方針が自然と見えてきます。

箱は重ねる?立てて並べる?どっちがいい?

よく遊ぶゲームは立てて並べる、遊ぶ頻度が低い大箱は重ねる、という使い分けがおすすめです。立て収納は背表紙で中身が一覧でき、取り出しもワンアクションで済みます。

ただし立てると箱の中のコンポーネントが片側に寄って、開けた瞬間に散らばることがあります。中身を仕切りや袋でまとめてから立てるのが前提です。重ね収納は省スペースですが、下の箱を出すたびに上を全部どける手間が出ます。

立て収納で一覧性が上がると、遊ぶ前の「何やる会議」がスムーズになります。背表紙にタイトルが見えていれば、家族や友人が自分で選べるようになり、あなた一人が毎回出し入れする負担も減ります。一方で重ね収納は、押し入れやクローゼットの上段など、普段あまり開けない空間を有効に使えるのが強みです。

どちらか一方に統一する必要はありません。むしろ「立て」と「重ね」を併用するのが現実的です。よく遊ぶゲームは目線の高さに立てて並べ、季節物や大型の拡張は上段に重ねてしまう。この組み合わせで、限られたスペースでも取り出しやすさと収納量を両立できます。

下の表で、それぞれの向き不向きを整理しました。住んでいる部屋の広さと、遊ぶ頻度に合わせて選んでください。

収納方法 メリット デメリット 向いているゲーム
立てて並べる 一覧しやすい・取り出しが速い 中身が寄って散らばりやすい よく遊ぶ・中箱中心
平積みで重ねる 省スペース・大箱も安定 下の箱を出しにくい・型崩れ注意 あまり遊ばない・大箱
棚に区切って収納 サイズ別に整理できる 棚の設置スペースが必要 コレクション全体
中身だけ別容器 かさばらない・軽い 元箱と別管理で散逸しやすい 箱が大きすぎる拡張など

収納棚はどう選べばいい?

カラーボックスのような棚板の高さを変えられる家具が使いやすいです。ボードゲームは箱の高さがまちまちなので、棚板を動かせると無駄な空間が減ります。

奥行きは大箱が入る30センチ前後あると安心ですが、深すぎると奥のゲームが死蔵されがちです。奥行きが深い棚を使うなら、手前によく遊ぶゲーム、奥に出番の少ないゲームと、前後で頻度を分けると取り回しが楽になります。

棚は床に直置きより、少し高さのある場所に置くと出し入れの腰の負担が減ります。重い大箱を上段に積むと地震時に危ないので、重い箱ほど下段へ。特定メーカーの専用ラックも売られていますが、まずは手持ちの家具やカラーボックスで十分間に合うことが多いです。

棚の容量を見積もるときは、今の所有数ではなく「半年後に増えているであろう数」を少し多めに想定しておくと安心です。ボードゲームは一度ハマると、想像より早くタイトルが増えていきます。ぴったりサイズの棚を買うと、すぐに収まらなくなって買い替える羽目になりがちです。

それから、棚の前に物を置かないルールも地味に効きます。棚の手前に箱を仮置きすると、結局それが固定化してしまい、奥のゲームが取り出せなくなります。「棚の前は通路」と決めておくだけで、コレクション全体の稼働率が保てます。賃貸で大きな棚を増やしにくい場合は、扉付きの収納ボックスを積み重ねて、簡易的な棚として使う手もあります。

コンポーネントの小分けはどうやる?

ジップ付きの袋や仕切りトレイで、コマ・カード・トークンを種類ごとに分けます。中身がまとまっていると、立て収納でも散らからず、片づけのスピードも上がります。

カードはまとめて輪ゴムで留めると跡がつくので、袋に入れるか紙の帯で軽くまとめる方が安心です。色ごとにコマを分ける多人数ゲームは、プレイヤー色ごとに小袋を用意しておくと準備が一瞬で終わります。

整理ステップ やること ポイント
1. 全部出す 箱の中身をいったん全展開 欠品チェックも兼ねる
2. 種類で分ける カード・コマ・トークン別に 細かい物は小袋へ
3. 袋や仕切りへ ジップ袋・トレイで小分け 袋の数を増やしすぎない
4. 元箱に戻す 重い物を下、軽い物を上 説明書は一番上に
5. ラベルを貼る 拡張は本体名を明記 どの箱のものか即わかる

小分けは便利ですが、袋を細かくしすぎると逆に準備で迷子になります。「ゲーム中に同時に使うものは同じ袋」を目安にすると、ちょうどよくまとまりますよ。

トレイ型の仕切りは、コマやトークンを種類ごとにパッと取り出せるのが魅力です。テーブルに広げたまま遊べるので、片づけも戻すだけで済みます。ただしトレイは箱の中で動くと中身が混ざるため、フタとの間に隙間ができないサイズを選ぶのがコツです。袋とトレイは相性で使い分け、カードは袋、細かいコマはトレイ、とすると扱いやすくなります。

仕分けのときに欠品が見つかることもよくあります。コマが一つ足りない、カードが一枚見当たらない。中身を全部出すこのタイミングは、欠品をチェックする絶好の機会でもあります。気づいた時点でメーカーのパーツ請求を調べたり、代用品を用意したりしておくと、次に遊ぶときに困りません。

よく遊ぶゲームを取り出しやすくするには?

遊ぶ頻度で置き場所を分けるのが一番効きます。手の届く一等地によく遊ぶゲーム、上段や奥にたまにしか出さないゲーム、という配置です。

人は結局、目に入って取りやすいゲームばかり遊びます。逆に言えば、遊んでほしいゲームを取りやすい場所に置けば自然と稼働します。季節やメンバーで遊ぶゲームは変わるので、月に一度くらい配置を入れ替えると、コレクション全体がまんべんなく遊ばれます。

「最近遊んでいないゾーン」を棚の一角に作っておくのもおすすめです。そこが埋まってきたら、手放すか改めて遊ぶかを考える合図になります。

もうひとつ、遊んだ後に元の位置へ戻すルールを家族や仲間と共有しておくと、せっかくの配置が長持ちします。誰かが適当に空きスペースへ突っ込むと、その日のうちに整理が崩れてしまいます。背表紙にゆるくジャンルや人数の目印を付けておけば、戻す場所が一目でわかり、片づけのハードルが下がりますよ。我が家でもカフェでも、「戻す場所が決まっている」だけで散らかり方がまるで違います。

スリーブを付けたゲームの収納で気をつけることは?

カードにスリーブを付けると厚みが増し、元箱に収まらなくなることがあります。スリーブ収納を考えるなら、箱の余白と相談しながら進めるのが安全です。

スリーブの厚みは製品で差があり、薄手でもカード枚数が多いゲームでは箱のフタが浮きます。フタが浮くと積んだとき不安定になり、ホコリも入りやすくなります。対策としては、内箱の仕切りを外して容量を稼ぐ、カードをまとめる向きを変える、別の収納容器に移すといった方法があります。

スリーブの種類選びやカードの保護そのものについては、別記事で詳しくまとめています。厚みと箱のバランスを先に知っておくと、収納で慌てずに済みますよ。

湿気や日焼けから守るにはどうすればいい?

直射日光を避け、風通しのよい場所に置くのが基本です。紙のカードやボックスアートは日光で色あせし、湿気で反りやカビが出ることがあります。

窓際の棚は明るくて飾るには良いのですが、長期間置くと箱の表面が焼けて色が抜けます。カーテンで遮光するか、日の当たらない壁面に棚を移すと安心です。湿気がこもりやすい押し入れにしまう場合は、除湿剤を一緒に入れ、ときどき空気を入れ替えてください。

木製コマや布製の袋が入っているゲームは、特に湿気に弱い傾向があります。梅雨の時期は除湿剤の交換時期を意識し、長く開けていない箱は月に一度フタを開けて空気を通すと安心です。逆に乾燥しすぎる冬場は、紙が反りにくくなるのでそこまで神経質になる必要はありません。

完璧に密閉する必要はありません。普段から遊んで開け閉めしているゲームは、それだけで適度に空気が通ります。しまい込みすぎず、遊びながら保管するくらいの感覚で大丈夫です。飾って眺めるのが好きな人は、お気に入りのボックスアートを日の当たらない見やすい位置に置いて、それ以外は奥にしまう、というメリハリをつけるとコレクションを長くきれいに保てます。

収納グッズは買うべき?それとも手持ちで足りる?

まずは手持ちの袋や家具で試して、足りない部分だけ買い足すのがおすすめです。最初から専用品をそろえると、自分の遊び方に合わずに使わなくなることがあります。

ジップ袋や仕切りトレイは安価で応用が利くので、収納の入り口として向いています。棚やラックは部屋の広さと所有数が固まってから検討すると失敗が減ります。収納グッズもスリーブも、あくまでボードゲームのある暮らしを心地よくするための道具です。片づけそのものを目的にせず、遊ぶ時間を増やすために整える、くらいの気持ちで選んでいきましょう。

FAQ|ボードゲーム収納のよくある質問

Q. ボードゲームは立てて収納しても大丈夫ですか。
A. 中身を袋や仕切りでまとめておけば問題ありません。コンポーネントが固定されていないまま立てると、開けたときに散らばるので注意してください。

Q. 収納棚はどんなものを選べばいいですか。
A. 棚板の高さを変えられるタイプが使いやすいです。箱の高さがバラバラなボードゲームでは、棚板を動かせると無駄な空間が減ります。

Q. 元箱を捨てて中身だけ小分けしてもいいですか。
A. かさばる大箱や拡張では有効ですが、どのゲームのものか分からなくなりやすいです。ラベルを貼って管理し、説明書はなくさないようにしましょう。

Q. スリーブを付けたら箱に入らなくなりました。
A. 内箱の仕切りを外して容量を稼ぐか、別の容器に移す方法があります。フタが浮いたまま積むと不安定になるので、収まる形を優先してください。

Q. 湿気対策は除湿剤を入れるだけで十分ですか。
A. 除湿剤に加えて、ときどき空気を入れ替えると安心です。直射日光を避けることも色あせ防止に効くので、置き場所もあわせて見直してください。


増えたボードゲームは、片づけ方しだいで遊ぶ回数が変わります。サイズと頻度で仕分けて、取りやすい場所によく遊ぶゲームを置く。これだけで「積んだまま遊ばない」を減らせます。収納を整えると、次に遊ぶ一手も気持ちよく踏み出せますよ。

🎲 リクの攻略メモ:まずは一番遊んでいるゲーム5本を、手の届く一等地に並べ替えてみてください。それだけで「今日これやろう」がすぐ決まります。収納のコツや遊び方で迷ったら、お店でも気軽に声をかけてくださいね。

※本記事は2026-06-22時点の一般的な情報をもとにした収納の考え方です。製品の仕様や住環境によって最適な方法は異なります。具体的な収納用品を選ぶ際は、各製品の表示やサイズをご確認ください。